連載 感性の輝き・第23回
地域で笑顔を支えるために
松木 るりこ
1
1SAKURA訪問看護リハビリステーション
pp.370
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200120
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STとなり,16年になりました。何度か職場を変わる中で,乳幼児から高齢者までさまざまなライフステージの数多くの患者様と接する機会を得ました。「食べたい」「話したい」という患者さんご自身の気持ちはもちろん,ご家族や周囲の方の「食べさせたい」「話してほしい」という気持ちもとても大切なものです。
私の臨床のモットーは「笑顔」です。うまく話せない,食べられないといった不安をもつ患者さんやご家族だけでなく,患者さんを支える人たちも笑顔にしたいと思っています。コミュニケーションの目的は音声言語や文字だけでなく,身振りや表情などによる「他者との情報や感情の共有」です。笑顔で少しでも不安を軽減することができるのではないかと思っています。
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