特集 Common diseaseとしての高齢者肺炎
肺炎とエンドオブライフ・ケア
会田 薫子
1
Kaoruko AITA
1
1東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座
キーワード:
誤嚥性肺炎
,
高齢者
,
エンドオブライフ・ケア
,
緩和ケア
,
アドバンス・ケア・プランニング
Keyword:
誤嚥性肺炎
,
高齢者
,
エンドオブライフ・ケア
,
緩和ケア
,
アドバンス・ケア・プランニング
pp.1331-1336
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590111331
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Point
●日本呼吸器学会「成人肺炎診療ガイドライン2024」は,高齢者のエンドオブライフにおける誤嚥性肺炎に対して,緩和ケアを中心とし,高齢者の意思とQOLを考慮した医療・ケアを行うことを推奨している
●緩和ケアは消極的な医療ではなく,一人ひとりの尊厳とQOLを可能な限り維持するための積極的な医療・ケアであり,高齢者においてはいっそう重要である
●理学療法士には医療・ケアチームの一員として,一人ひとりの老化の程度を把握し,多職種で情報共有し,適切な意思決定支援につなぐことが求められている

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