Japanese
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研究
医師・リハビリ間での情報共有の重要性—がん患者に対する,外科カンファレンス・回診にリハビリ職員が同行する意義の検討
Importance of information sharing between doctor and rehab:The examination of significance of the rehab accompanying to the surgical doctors to their conference and rounds of cancer patients.
夏加 孝明
1
,
淺岡 宏充
1
,
藤田 俊広
2
Takaaki Natsuka
1
,
Hiromitsu Asaoka
1
,
Toshihiro Fujita
2
1医療法人社団常仁会牛久愛和総合病院リハビリセンター
2医療法人社団常仁会牛久愛和総合病院外科
キーワード:
チームアプローチ
,
連携
Keyword:
チームアプローチ
,
連携
pp.137-141
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200044
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要旨 2010年4月の診療報酬の改定により,がん患者リハビリテーション料(以下,がん患者リハ料)が新設された。医療法人社団常仁会牛久愛和総合病院リハビリテーションセンター(以下,当院)では,2012年2月よりがん患者リハ料の算定を開始した。有効な情報交換の方法を模索するため,同年10月より週に一度,外科カンファレンス・回診にOTまたはPT(以下,リハ職員)1名が同行した。リハ職員が同行することで,外科医師に対してがんのリハの必要性を説明する機会を得た。また,適応患者を見つけやすくなり,処方数の増加や処方までの時間が短縮した。リスク管理では創部やドレーン類の管理を目視することで,安全に配慮した介入が可能となった。早期からの介入が可能となり,平均在院日数・リハ実施期間が短縮し,転帰時のBarthel index(以下,BI)が向上した。
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