Report
リハビリテーション・ケア合同研究大会長崎2014
尾上 裕一
1
,
中村 太一
2
1杵築市立山香病院
2社会医療法人敬和会大分東部病院
pp.142-143
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200046
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◎地域リハ・ケアのさらなる発展のために
今回,リハビリテーション・ケア合同研究大会長崎2014では,「地域包括ケア」における内容が多数ありました。地域包括ケアでは,高齢者がたとえ介護が必要な状態になっても,住み慣れた生活の場において暮らし続けることが可能となることを目指しており,これからのリハに必要な内容だと思います。現在,急性期や回復期病院では在院日数の短縮化が進められており,今後は医療と介護,地域が連携した地域包括ケアシステムのますますの構築が求められていると強く感じました。
私の勤める病院がある杵築市は,大分県内においても地域包括ケアに力を入れている市でもあります。そこにSTがアドバイザーとして参加しています。その中でSTに求められるものは,「コミュニケーション」や「摂食嚥下=食べること」といった専門性のみならず,「再びその人らしく生きること」という視点を求められています。これらは人として生きていくために必要なことであり,個別性のある分野と考えます。その中で,専門職としての役割を発揮し,多職種と協業した支援を行っていきたいと思います。
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