Japanese
English
特集 Spinal dysraphism—最近の知見
Spinal dysraphismに伴う脊柱変形
Spinal Deformity with Spinal Dysraphism
鈴木 喜貴
1
,
川上 紀明
1
,
辻 太一
1
,
小原 徹哉
1
,
齊藤 敏樹
1
,
野原 亜也斗
1
Yoshitaka SUZUKI
1
,
Noriaki KAWAKAMI
1
,
Taichi TSUJI
1
,
Tetsuya OHARA
1
,
Toshiki SAITO
1
,
Ayato NOHARA
1
1国家公務員共済組合連合会名城病院整形外科・脊椎脊髄センター
1Department of Orthopaedic and Spine Surgery, Meijo Hospital
キーワード:
脊柱管癒合不全(spinal dysraphism)
,
脊柱変形(spinal deformity)
,
手術療法(surgical correction)
Keyword:
脊柱管癒合不全(spinal dysraphism)
,
脊柱変形(spinal deformity)
,
手術療法(surgical correction)
pp.133-142
発行日 2015年2月25日
Published Date 2015/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200031
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はじめに
脊髄髄膜瘤は,妊娠適齢期の女性に対する食事管理と教育の普及により,欧米ではその発生率が劇的に減少していることが報告されている.しかしながら,いまだ本邦ではその発生率は先進国の中で唯一低下する気配がみられず,いまだ脳神経外科のみならず整形外科における脊柱変形治療に難渋する疾患群である.本疾患から生じる脊柱変形には差があり,症例ごとに治療方法を検討する必要があるため,その治療体系を述べることは容易ではない.本稿では,本疾患に伴う脊柱変形の臨床的特徴をまとめるとともに,その治療方法の考え方と当院での治療成績についてまとめることにする.
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