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編集後記
香山 明美
pp.384
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202949
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厳しい冬の終わりには,竹や木々をしならせる重い雪が降る.春の雪解けのころには,その雪の中から黄色の福寿草が顔を出す.このコロナ禍でも,季節の移り変わりを肌で感じ,幸せな気分になる瞬間がある.
子育てと仕事に追われていた30代前半はこの季節感を感じることなく,日々の生活をこなしていくだけで精いっぱいだったと振り返ることがある.生きることは何と大変なことかと感じ,1日が終わり布団に横になるときには,「ゆっくり休んでいいよ」と自分に言い聞かせ,眠りにつくのであった.
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