特集 先端科学技術と公衆衛生
先端科学技術と新素材
長谷川 良佑
1
,
吉松 史朗
2
Ryosuke HASEGAWA
1
,
Shiro YOSHIMATSU
2
1金属材料技術研究所反応制御研究部第2研究室
2金属材料技術研究所反応制御研究部
pp.805-809
発行日 1989年12月15日
Published Date 1989/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208071
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■はじめに
四半世紀前に先端科学技術といえばもっぱら原子力と半導体に限られていたが,今日ではスペーステクノロジーからバイオテクノロジーまで広範な領域に及んでいる.技術革新に新素材が不可欠であることは半導体産業におけるシリコンの例からも明らかであるが,今日の先端技術も各種の新素材によって支えられている.それらを材質の観点から分類すると,(1)無機系(ファインセラミックス,ニューガラス),(2)金属系,(3)有機系,(4)複合系で構成される.以下では,それらの中の代表的新素材と,各種の先端技術で共通して重要な電子材料の主な新素材について述べる.
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