Japanese
English
研究
早期作業提供実習プログラムが作業療法学生の職業アイデンティティに与える影響
The effect of the early occupation providing program on vocational identity of occupational therapy students
山根 伸吾
1
,
三木 恵美
1
,
花岡 秀明
1
Shingo Yamane
1
,
Emi Miki
1
,
Hideaki Hanaoka
1
1広島大学大学院
キーワード:
作業療法学生
,
実習
,
アイデンティティ
Keyword:
作業療法学生
,
実習
,
アイデンティティ
pp.195-200
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201614
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Abstract:OTは,人と作業と環境の観点から,クライエントの作業に焦点を当て,支援を行う専門職であるが,この専門性の理解は作業療法学生(以下,OTS)にとって容易ではなく,実習時期の影響もあり,自身の将来の仕事について知る機会が十分ではない.そこで,われわれは,早期作業提供実習プログラムを開発した.本プログラムは,作業療法教育の早期において,施設利用者集団に対して提供する作業をOTSが立案し,実施する機会を提供するものである.本研究では,2年生32名を対象者に,本プログラムによる職業アイデンティティと健康状態への効果を確認することを目的とした.統計学的分析を行った結果,プログラム前後に,作業に関する自己評価の「作業同一性」,SF-36®の「活力」,「精神的側面のQOLサマリースコア」に有意な得点向上がみられた.このことより,職業アイデンティティと精神的健康状態の向上における本プログラムの有用性が示唆された.
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