Japanese
English
研究
臨床準備教育としての学内実習がジェネリックスキルに及ぼす影響
Impact on students' generic skills due to on-campus practice as a preclinical education
窪田 聡
1,2,3
,
植田 優子
4
,
篠崎 雅江
4
,
藤本 幹
1,2
Satoshi Kubota
1,2,3
,
Yuko Ueda
4
,
Masae Shinozaki
4
,
Miki Fujimoto
1,2
1国際医療福祉大学
2国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科医療福祉教育・管理分野
3国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科福祉支援工学分野
4元 国際医療福祉大学
キーワード:
ジェネリックスキル
,
ルーブリック
,
実習
Keyword:
ジェネリックスキル
,
ルーブリック
,
実習
pp.1312-1320
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202751
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Abstract:近年,高等教育において社会の中で生き抜くための汎用的な力であるジェネリックスキル(generic skills:GS)の育成が求められるようになっている.しかし作業療法教育において,GSはどのような教育実践で,どのように育成されるかは明らかではない.本研究では,臨床準備教育としての学内実習がGS育成に及ぼす影響を検討した.学生は,学内実習前後にルーブリックを用いてGSの自己評価を行った.さらに担任教員がその自己評価の妥当性を評価した.結果の分析では,ベイズ統計学を用い母数のパラメータ推定と仮説検定を実施した.その結果,学生は実習後の自分のGSについては過大に評価しているものの,過去のGSに対して妥当な評価ができるように変容していた.以上より,学内実習は,学生が過去のGSの能力を的確に把握する機会となり,GS育成の有用な一手段となることが示唆された.
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