Japanese
English
研究
目標指向的介入によるデイサービス利用者の変化:縦断的研究
The change of the day service users by the goal directed intervention: A longitudinal study
村山 幸照
1
,
下倉 準
2
,
平林 生弥
2
,
斉藤 諒二
2
Yukiteru Murayama
1
,
Hitoshi Shitakura
2
,
Ikumi Hirabayashi
2
,
Ryoji Saito
2
1相澤病院
2真寿園デイサービスセンター
キーワード:
目標
,
役割
,
通所介護
Keyword:
目標
,
役割
,
通所介護
pp.83-90
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201582
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Abstract:当施設は,リハ専門職の配置を契機に,既存のレスパイト型デイサービスからリハ専門職が目標指向的介入を行う目標指向型デイサービスに運用を変更した.目標指向的介入とは,①生活行為の具体的目標を明確化するための面接,②目標とする生活行為実現のための助言,③必要に応じて行う模擬環境での実動作練習と定義した.リハ専門職が利用者に対して1年間目標指向的介入を継続した結果,高齢者の体力の指標とされる握力や,転倒のリスクや動的バランスの指標とされるFunctional Reach Test,運動器不安定症や移動能力の指標とされるTimed Up & Go Test,生きがい感スケールの役割の有無に関する下位項目が統計的有意に改善した.目標指向的介入は,要介護高齢者の運動器機能の向上や役割の再獲得に有効であり,限られた医療資源であるリハ専門職を効果的・効率的に活用する手段としての有益性が示唆された.
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