Japanese
English
紹介
放課後等デイサービスを利用する児の母親の思いの分析
Analyzing the feelings of mothers of children using day service after school
川﨑 美沙
1
,
兼田 絵美
2
,
真鳥 伸也
3
,
奥田 祥司
4
,
菅沼 一平
5
,
上城 憲司
4
Misa Kawasaki
1
,
Emi Kaneda
2
,
Shinya Matori
3
,
Syoji Okuda
4
,
Ippei Suganuma
5
,
Kenji Kamijo
4
1放課後等デイサービスゆめふうせん
2東京医療保健大学和歌山看護学部看護学科
3樋口病院
4宝塚医療大学和歌山保健医療学部リハビリテーション学科
5京都橘大学健康科学部作業療法学科
1After School Day Service Business Yumehuusen
2Division of Nursing, Wakayama Faculty of Nursing, Tokyo Healthcare University
3Higuchi Hospital
4Science Department of Rehabilitation, Faculty of Wakayama Health Care, Takarazuka University of Medical and Health Care
5Department of Occupational Therapy, Faculty of Health Science, Kyoto Tachibana University
キーワード:
発達障害
,
放課後等デイサービス
,
作業療法
Keyword:
発達障害
,
放課後等デイサービス
,
作業療法
pp.73-78
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202727
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要旨 本研究の目的は,放課後等デイサービス(以下,放デイ)を利用する児の母親に面接を行い,その語りの分析から育児環境をどのように意識し意味づけしているかを考察することである.母親は受診前の心境として,児の障害を認めたくない思いや,怒ることでの不安・イライラ・葛藤があったことなどを語った.また,療育を開始してからの心境は,「希望」や「不安」を交錯させながら,育児を継続してきたことが語られ,放デイで得た「学び」を家庭での育児に取り入れていたことが明らかとなった.放デイは母親にとって,児の課題を確認し支援方法を学ぶ場,受診から現在,将来に向けての思いを整理する場となっていた.そのため放デイでは,リハビリテーション専門職が積極的に関与し,児が障害特性と向き合い自己認知を深めること,将来の進路設計を考えることなどを,児の成長段階に応じて専門的にサポートする必要がある.
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