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特集 障害児の学校教育と学外活動
放課後等デイサービス
After-School Day Service for Children with Disabilities
中村 尚子
1
Takako Nakamura
1
1立正大学社会福祉学部
1Faculty of School Welfare, Rissho University
キーワード:
放課後等デイサービス
,
放課後活動
,
障害児支援
Keyword:
放課後等デイサービス
,
放課後活動
,
障害児支援
pp.319-323
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201269
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はじめに
「放課後等デイサービス」は,児童福祉法に規定された障害のある学齢児のための福祉サービスで,放課後や学校休業日に活動の場を提供する事業である.就労などにより,日中,保護者が不在であるために実施されている「放課後児童健全育成事業」(いわゆる学童保育)とは異なる制度であり,障害児支援の一環として2012年4月から実施されている.
放課後等デイサービスを新しく規定した児童福祉法(改正児福法)では,同時に障害児支援が全般にわたって改正され,地域で生活する障害児が利用する福祉サービスは表のように再編された.行政統計上,新制度発足後5年間の利用実態が比較されることが多いが,それらのなかで,事業所数や利用者数において最も急速な伸びを示しているのが放課後等デイサービスである.「伸び」の背景を探りつつ,現状と今後の課題について述べる.
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