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特集 OTの臨床で使える運動・スキル学習の知識と実践
スキル学習理論と作業療法研究
Skills learning theory and occupational therapy research
宮口 英樹
1
Hideki Miyaguchi
1
1広島大学学術院大学院
pp.13-18
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201155
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Key Questions
Q1:顕在的学習と潜在的学習の違いは?
Q2:作業療法研究で用いられているスキル学習理論とは?
Q3:今後の作業療法におけるスキル学習研究の可能性とは?
顕在的学習(explicit learning)と潜在的学習(implicit learning)
解剖学者でもあった米国のOT,Josephine C. Mooreは,1975年のEleanor Clarke Slagle Lectureにおいて,“Behavior, Bias, and the Limbic System”1)というタイトルで,脳の組織学的な観点から,人の行動学習と主に情動にかかわる辺縁系の役割について講演を行った.
それからおおよそ40年が経過したが,米国の作業療法場面では,脳神経科学や運動学習の研究成果を常に意識しながら,作業療法の理論と融合させ,発展させる努力をしているように思われる.
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