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特集 リハビリテーション医療における新人教育
学習理論・教育理論
Learning and educational theory for medical professionals
駒澤 伸泰
1
Nobuyasu Komasawa
1
1大阪医科薬科大学医学教育センター
1Medical Education Center, Osaka Medical and Pharmaceutical University
キーワード:
アクティブラーニング
,
ミラーの学習ピラミッド
,
やり抜く力
,
Grit
,
シミュレーション教育法
Keyword:
アクティブラーニング
,
ミラーの学習ピラミッド
,
やり抜く力
,
Grit
,
シミュレーション教育法
pp.541-546
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202240
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はじめに
医学医療界は,「高度先進化医療による新知識や新概念の登場」,「医学医療の細分化と対照的な総合診療のニーズ」,「生命科学の飛躍的発展と新たな倫理問題」,「ユビキタス社会の到来による情報駆動型社会」,「患者の知識増大と権利意識の増大」など多方面から継続的な影響を受けている(表1)1).医療者新人教育を取り巻く環境も,これらの社会環境や生命科学の発展により,年々変化している.
このような予測できない近未来の医療現場に対応するため,医療者教育は以前の「知識獲得」第一から,自ら課題を発見し解決を目指す「アクティブラーニング」へと変貌を遂げてきた2,3).本稿では,現在の医学医療に対応できる人材育成を目的としたアクティブラーニング,成人学習理論,Gritおよび経験型学習理論に基づくシミュレーション教育法などの学習・教育理論について紹介する.リハビリテーション領域の新人教育において少しでもお役に立てれば幸いである.
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