多職種を交えたリハビリ事例検討会・第12回
独居で転倒リスクがある事例
遊佐 将人
1
,
川越 雅弘
2
1東京リハビリ訪問看護ステーションEastサテライト江戸川
2国立社会保障・人口問題研究所,社会保障基礎理論研究部
pp.502-508
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200933
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事例提示
Aさん,60代前半,女性.要介護2,寝たきり度B2.身体障害1級(左上肢2級,右上肢3級,両下肢2級).身長:153cm,体重:57kg,BMI 24.3
性格:負けず嫌いで好き嫌いがはっきりしている.お金の使い方が大胆
家族:独居(妹がいるが疎遠.母親は有料老人ホーム入居中)
生活・職歴:高校卒業後,パート勤務.20代後半,宗教に関心をもつようになった.資産運用により,多額の貯蓄がある
病歴・入院歴:生後6カ月で脳性麻痺と診断された.約15年前に頸椎症性神経根症,頸髄症,第二腰椎破裂骨折,第四腰椎圧迫骨折,左橈骨開放骨折,右尺骨骨折(人工関節)のため入院.昨年の夏に頸髄症の症状悪化のため手術・入院.現在は脳性麻痺,頸椎症性神経根症,頸髄症,骨粗鬆症を有する
趣味:料理,ゲーム,家電.資産運用により自らの生計,母親の有料老人ホーム費用も賄っている
処方薬(朝-昼-夕-就寝前):クロナゼパム錠(抗てんかん剤)0.5mg/回0-1-0-1-0,ゾニサミド錠(抗てんかん剤)100mg/回0-1-1-1-0,プレガバリン(疼痛治療剤)75mg/回0-0-0-0-1
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