Japanese
English
特集 認知症—身体障害合併症を中心に
認知症高齢者に対する回復期リハビリテーション病棟での成果と支援
Accomplishment and support at the Kaifukuki rehabilitation ward to elderly people with dementia
久保 進也
1
,
馬場 晶子
1
,
松本 夏樹
1
,
佐野 直哉
1
,
和田 来緒
1
,
伊藤 隆
1
Shinya Kubo
1
,
Akiko Baba
1
,
Natsuki Matsumoto
1
,
Naoya Sano
1
,
Raio Wada
1
,
Takashi Ito
1
1札幌西円山病院
pp.123-129
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200833
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:認知症高齢者に対する当院での取り組みは?
Q2:認知症高齢者に対する作業療法の実践とは?
Q3:そもそも,認知症高齢者に対する回復期リハ病棟でのリハは有効なのか?
はじめに
2016年度(平成28年度)診療報酬改定では,質の高いリハ評価の一環として,回復期リハ病棟におけるアウトカムの評価が導入された.一定の水準,実績指数に達しない場合は,疾患別リハビリテーション料が見直されるようになり,指数導入の良し悪しは別として,回復期リハ病棟では,ますますの効率性,すなわち入院日数の短縮化とリハの効果が求められることになった.
そのような中,認知症高齢者は増加の一途をたどっており,さらに身体障害を有している場合も多いため,われわれOTは常に適切な対応が求められる.
本稿では,札幌西円山病院(以下,当院)回復期リハ病棟での認知症高齢者に対する取り組みやOTによる具体的実践とその考え方について,また実際のリハ効果について,私見を交え考察を述べたい.
Copyright © 2017, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.