講座 薬物治療のアップデート・第5回
OTとして知っておくべき精神疾患の薬物治療—抗精神病薬・抗うつ薬・抗不安薬
藤平 和吉
1
,
松川 幸英
1
,
草野 建祐
1
,
三浦 あやか
1
,
村山 侑里
1
,
福田 正人
1
Kazuyoshi Fujihira
1
,
Yukie Matsukawa
1
,
Kensuke Kusano
1
,
Ayaka Miura
1
,
Yuri Murayama
1
,
Masato Fukuda
1
1群馬大学医学部附属病院
pp.1306-1311
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200766
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
CHECK POINT
□精神疾患における薬物治療の位置づけとは?
□抗精神病薬・抗うつ薬・抗不安薬の効果とは?
□抗精神病薬・抗うつ薬・抗不安薬の副作用とは?
はじめに
筆者をはじめとした精神科医にとって,OTは臨床現場での心強いパートナーである.ともすると診察室やベッドサイド等,限られた環境下で患者さんと接しがちな医師に対して,「生活」や「行動」といった視点から,患者さんの様子を生き生きと伝えてくれるからである.薬物治療の効果や副作用の評価は,このような視点を大切にしなければ「社会で生きる」患者さんのお手伝いにはなりにくい.精神疾患の薬物治療に,OTの方々のお力添えをいただきたい理由はここにある.
Copyright © 2016, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.