今月の主題 内科臨床における“こころ”と“からだ”
“こころ”に配慮した治療
薬物療法(抗うつ薬,抗不安薬など)
田中 正敏
1
1久留米大学医学部薬理学教室
pp.2131-2134
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909200
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ポイント
▶心身症の治療には,向精神薬による精神薬物療法がきわめて重要である.主に使用される薬は,抗不安薬,抗うつ薬であるが,不眠を伴った症例も多いので,睡眠薬もよく使用される.
▶適切な抗不安薬の使用は,患者の不安を緩和し,患者-医師関係を円滑にするだけではなく,その後心理療法を進めていくうえでも有効である.また抗うつ薬の使用は,最も重要なうつ病治療法である.
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