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特集 脳機能障害と作業療法—高次脳機能障害に焦点を当てて
作業療法における脳画像情報の活用と課題
Utilization and limitations of brain imaging information in occupational therapy
宮本 礼子
1
Reiko Miyamoto
1
1首都大学東京
pp.522-529
発行日 2016年6月15日
Published Date 2016/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200587
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Key Questions
Q1:脳画像情報の読み解き方とは?
Q2:作業療法の臨床で脳画像情報を活用する方法とは?
Q3:脳画像情報ではわからないこととは?
はじめに
近年の撮像機器の発展に伴い,脳機能障害のクライエントの損傷部位や範囲に至るまで,鮮明な脳画像情報を得られるようになっている.OTがこれらの情報を臨床で有効に活用していくためには,脳の機能解剖の理解と,脳画像情報の読影に関する知識,さらにクライエントの活動遂行能力と高次脳機能障害の重症度を関連づけてとらえる応用力が必要である.
本稿では,脳の機能解剖と脳画像の読影の基礎を解説し,画像情報の活用方法と限界について概要を述べる.より詳しく学びたい方は,昨今多数出版されている専門書を参照していただきたい.
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