Japanese
English
研究
脳性麻痺児の上肢の関節運動より分析したコンピュータ用4種のポインティングデバイスの操作効率の比較
A comparison of the operational efficiency of four types of pointing devices for computers based on an analysis of articular movement in the upper limbs of children with cerebral palsy
小畑 順一
1
,
井上 善行
2
,
白谷 智子
3
Junichi Obata
1
,
Yoshiyuki Inoue
2
,
Tomoko Shiratani
3
1心身障害児総合医療療育センター
2国際医療福祉大学大学院
3苑田第二病院
キーワード:
脳性麻痺
,
ポインティングデバイス
,
操作効率
Keyword:
脳性麻痺
,
ポインティングデバイス
,
操作効率
pp.77-83
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200112
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Abstract:本研究は,脳性麻痺の中の痙直型両麻痺児に操作の可能性があるコンピュータ用マウス,トラックボール,タッチパッド,ジョイスティックのポインティングデバイス(pointing device:PD)の操作効率を,上肢の関節運動の視点より比較し,選択の基準とすることを目的とした.方法は,痙直型両麻痺児34名に,4種のPD操作による平仮名の入力を課題とし,操作時の上肢の各関節の運動量を2次元動画分析の移動距離の指標で分析した.その結果,ジョイスティックとマウスの把持する操作は,トラックボールとタッチパッドの手指運動の操作と比較し,上肢の各関節の移動距離が短かく,操作効率が高いことが明らかになった.
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