Japanese
English
◆研究と報告
重度脳性麻痺児のコンピューター操作
A Case Report on Operating a Computer by a Severely Disabled Child with Cerebral Palsy
小畑 順一
1
,
君塚 葵
1
Junichi Obata
1
,
Mamori Kimizuka
1
1心身障害児総合医療療育センター
1National Rehabilitation Center for Disabled Children
キーワード:
重度脳性麻痺児
,
コミュニケーションエイド
,
姿勢保持具
Keyword:
重度脳性麻痺児
,
コミュニケーションエイド
,
姿勢保持具
pp.303-308
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:頸部,右上肢,顎の身体部位の随意運動はあるが,姿勢の不安定性を伴う12歳の重度混合型脳性麻痺児に対し,それぞれの身体部位に適したスイッチ,スイッチの固定具,姿勢保持具を作成した.その結果,顎による操作でコンピューターを利用したゲーム実施が可能となった.その過程で,スイッチは入力時クリック音を伴い聴覚的フィードバックが得られるリミットスイッチを,スイッチの固定具はヘッドギアを,頭部の中間位保持を保障する為に頭部に合わせてスポンジクッションを各々作成した.訓練経過を紹介し,コンピューター操作が可能になった要因及び姿勢保持具の重要性について考察した.
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