特集 情報科学教育 看護とコンピュータ
看護業務とコンピュータ—臨床におけるコンピュータの現状
藤田 康代
1
1関東逓信病院看護部
pp.291-294
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907679
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至急の検査結果はコンピュータに
ナースステーションに駆けこんできた看護婦は,電話のベルで受け持ち患者のケアを中断される.すぐ患者の所に引き返さなくてはと思いながらも,電話のベルはけたたましい.
‘はい○○病棟です’電話の内容は,今朝至急で検査を依頼した患者の検査結果を伝えるものであった.メモをとった看護婦は,その結果を念のため繰り返し,次に医師を捜して電話をかけ,その内容を伝える,その後に,待たせてあった先ほどの患者のもとにもどる.こんな状態は,日常どこの病棟にもみられる場景である.
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