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編集後記
香山 明美
pp.1352
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200088
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中秋の名月,皆既月食, そして台風 (各地に大きな被害をもたらした台風であったが)が過ぎるたびに秋が深まってくる.
この秋の宮城県作業療法学会において,「暮らしを支える作業療法の視点〜それぞれの在宅支援奮闘記?!」というテーマでシンポジウムが行われ,筆者もコーディネーターとして参加した.高齢者領域,発達支援領域,精神科領域,福祉用具の領域から,それぞれ訪問リハビリテーションや訪問活動を通した実践が紹介されていた.対象者の疾患の違いはあるが,どの発表も対象者ばかりでなく家族への支援,対象者の住む街を知ること,対象者が住む街で生きることを支援する,という作業療法の原点ともいうべき共通点を,参加者と共に確認することができた.そして,地域生活支援を模索しているOTはどの人も活き活きしており,参加者は元気がもらえたと語っていた.
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