増刊号 脳卒中の作業療法―支援技術から他職種連携・制度の利用まで
第4章 支援技術Ⅲ 生活期:生活の広がりに向けて
4 老年期の脳血管障害―生活適応期からターミナル期の作業療法
浅野 有子
1
,
佐藤 直基
1
,
柏川 晴香
1
Yuko Asano
1
,
Naoki Sato
1
,
Haruka Kashikawa
1
1介護老人保健施設 涼風苑
pp.727-730
発行日 2014年6月20日
Published Date 2014/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100568
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はじめに
脳血管疾患は急性期病院で1カ月,回復期リハ病院で2~3カ月,その後,脳卒中連携パスに導かれ,制度(自立支援法・介護保険等)を活用しての自宅生活が理想だが,摂食困難での胃瘻造設や透析療法の併用等では療養型医療機関での療養もあり得る.昨今ではリハサービスの充実した介護老人保健施設(以下,老健)も増え,急性期病棟から直接に老健を選択し,地域(自宅)への生活移行支援を受ける方も多くなった.在宅復帰率50%を超える在宅復帰支援型老健も老健全体の1割を超す勢いだ.
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