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特集 今こそ老健での作業療法—地域包括ケア時代にOTの可能性を広げよう
食べることの喜びを支える老健の作業療法
Occupational therapy at a long-term care health facility to support joy of eating
柏川 晴香
1
,
東ヶ崎 裕
1
,
川口 江里子
1
,
菅原 由美
1
Haruka Kashikawa
1
,
Yutaka Togasaki
1
,
Eriko Kawaguchi
1
,
Yumi Sugawara
1
1介護老人保健施設 涼風苑
pp.820-822
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200303
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Key Questions
Q1:食事に課題のある高齢者の介入ポイントとは?
Q2:食事支援における多職種連携とは?
Q3:これからの老健での食事支援でOTが求められる働きは?
はじめに
「口から食べること」は生活行為において価値観の高い作業として挙げられることが多い.2015年(平成27年)の介護報酬改定では経口移行加算が見直され,栄養管理以外の口腔嚥下機能や食事介助方法等の機能面への支援の必要性があらためて認められている.認知症高齢者においても,食欲に支えられて維持できるADLであり,できることを支援することで対象者が主体性を発揮できる大切な場面である1).
今回,口から食べることを多職種と共に支援した事例を通して,介護老人保健施設(以下,老健)に勤務する作業療法士(以下,OT)に求められる食事支援について考察する.
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