老人/調査
老年期における生活特性
伊比 礼子
1
,
松井 清
2
,
中西 悦子
2
,
大津 ミキ
3
,
花田 妙子
4
,
望月 イサ子
5
,
松尾 ミヨ子
3
1元九州女子短期大学養護教育科
2産業医科大学医療技術短期大学数学教室
3聖マリア学院短期大学看護学科
4産業医科大学医療技術短期大学看護学科
5九州女子大学附属高等学校衛生看護専攻科
pp.738-742
発行日 1987年8月10日
Published Date 1987/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207373
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はじめに
わが国の人口の年齢構成は次第に高齢化し,65歳以上人口(老年人口)の総人口に占める割合は,昭和55年では9.1%であったが,75年に15.6%と増加すると推測される。また,現在,4世帯に1世帯の割合で65歳以上の老人のいる世帯が存在しているといわれている1)。
このように,老齢化社会が進行している中で,実際に,老人はどのような状況におかれているか,その生活特性をみるために,北九州市在住の老人372人に対して質問紙調査を行った。その結果,老年期の生活特性には,在宅,施設,つまり,居住環境による違い(以下環境別と略す),性別による違いなど,若干興味ある特徴が得られたので報告する。
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