手術テクニック
乳癌に対する内視鏡下乳房温存手術—乳輪下切開アプローチ法
山形 基夫
1
,
長谷川 哲夫
1
,
田中 隆
1
,
岩井 重富
1
1日本大学医学部第3外科
pp.41-45
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900007
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年,乳房温存療法の施行率も年々増加し,早期乳癌に対するルーチンな術式となりつつある1).本法は,放射線療法の併用により非定型乳房切除術と同等の治療効果が報告されており1-5),美容上の観点からも内視鏡下手術のよい適応と考えられる.内視鏡下乳腺手術には,現在,腋窩アプローチ法2法(吊り上げ法および炭酸ガスを用いた方法)と乳輪下切開アプローチ法の3種類がある.本稿では,乳輪下切開アプローチ法について述べる.
Copyright © 1999, JAPAN SOCIETY FOR ENDOSCOPIC SURGERY All rights reserved.