基本手技シリーズ・7
自動縫合器の選択と使い方—腹部①:消化管の場合
奥田 準二
1
,
谷川 允彦
1
1大阪医科大学一般・消化器外科
pp.46-50
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900008
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胃や大腸などの消化管疾患に対する腹腔鏡下手術では,腹腔内で消化管の切除と縫合を行う必要がある.この際には,消化管内細菌の流出による腹腔内汚染を避けることと,腫瘍性疾患では腫瘍細胞の腹腔内への流出を予防することが重要となる.したがって,切除と縫合を同時に行える自動縫合器(ステイプラー)の役割は大きく,その機構を十分に理解し,適切なステイプラーを選択し,かつ有効に使用する必要がある.
本稿では,腹腔鏡下手術において消化管の縫合閉鎖と吻合に用いられているステイプラーの選択と使い方について述べる.
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