特集 腹部救急疾患に対する腹腔鏡下手術
〔エディトリアル〕腹部救急疾患に対する腹腔鏡下手術の現状
小澤 壯治
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院外科
pp.145
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426100030
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腹部救急疾患の外科治療における腹腔鏡下手術の現状を明らかにするために本特集を企画した.対象となる疾患として,胃・十二指腸の穿孔,急性虫垂炎,急性胆囊炎,イレウス,潰瘍性大腸炎,腹部外傷を取り上げた.
加納らには急性腹症に対する腹腔鏡下手術の普及状況や意義などについて担当していただいた.熟練した外科チームが担当することを前提として,積極的に腹腔鏡下手術を行うことと,一方で手術が困難であれば躊躇することなく開腹への移行を行うなど,合理的な術式の選択に対する柔軟な考え方の重要性が述べられている.
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