特集 腫瘍
5.初発時は限局期で手術し,その後再発したがんのマネジメント ③乳がん—診断・治療の原則をつかみ,再発例にも対応する
矢崎 秀
1
,
中野 絵里子
1
Shu YAZAKI
1
,
Eriko NAKANO
1
1聖路加国際病院 腫瘍内科
pp.559-570
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900102
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日本では乳がんの罹患率は上昇傾向にあり,女性の12人に1人は,生涯に1度は乳がんを経験する。罹患率は30歳代から増加し始め,40歳代後半でピークを迎える。
本稿では,浸潤性乳がんの症例をもとに,診断に必要な基本的知識や治療原則について解説する。標準治療に加え,骨転移や脳転移に対するマネジメント,トラスツズマブによる心毒性についてもふれる。
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