特集 腫瘍
5.初発時は限局期で手術し,その後再発したがんのマネジメント ②胃がん—標準的な治療と押さえておきたい副作用
北尾 章人
1
,
清田 尚臣
2
Akihito KITAO
1
,
Naomi KIYOTA
2
1神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 腫瘍・血液内科学分野
2神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
pp.547-557
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900101
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胃がんは,日本で2番目に罹患数が多い。内視鏡技術の発達により,早期診断・早期治療が可能な例も増えてきているが,依然として,切除不能症例や転移進行・再発胃がん症例は多い。消化管悪性腫瘍特有の消化器症状や腹水などのマネジメントを行いながら,適切に化学療法を行うため,現時点での標準的な治療とその成り立ち,副作用について概説する。
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