特集 Respiratory ECMO 2.0
ECMO合併症を治療段階で整理する
❹ —導入期—configurationとcannulationを「深く」考える—理想(理論値)と現実(実臨床)
藤田 健亮
1,2
,
小倉 崇以
1,2
Kensuke FUJITA
1,2
,
Takayuki OGURA
1,2
1済生会宇都宮病院 救急・集中治療科
2栃木県救命救急センター
キーワード:
configuration
,
酸素化効率
,
QEFF
,
ドレナージ特性
,
ダブルルーメンカニューレ
,
recirculation
Keyword:
configuration
,
酸素化効率
,
QEFF
,
ドレナージ特性
,
ダブルルーメンカニューレ
,
recirculation
pp.345-354
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102201189
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はじめに
「カニューレやconfigurationの選択ミスは,とりかえしがつかない」
カニューレやconfigurationの選択は、多くの施設で「慣習的」な要素(施術者や施設の好み)により決定されることがほとんどであろう。またその機会は,ECMO管理を行ううえで,たった一度,しかもそれに割かれる時間はわずかである。その時,なにを考えるべきか。本稿では,一般的な教科書の内容と,実臨床で選択する際に役立つ,実際の「深い」知識を紹介する。
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