特集1 新任看護師長がぶつかる壁 それをどう乗り越えるか
新人マネジャーの理想と現実
木下 智香子
1
1三木市立三木市民病院 看護課
pp.288-291
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102009
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年度が替わると,新人看護師とともに,新人マネジャー(看護師長・看護課長)も誕生する。新人マネジャーの昇進(選抜)理由は各組織によって異なるであろう。しかしながら、共通しているのは,師長職に就いたその日から役割と責任を引き受け,多くの問題・課題を抱えながら動き続ける臨床現場をマネジメントし,組織が求める成果を出していかなければならないということである。しかし,マネジャーになったからといって,すぐにスキルが身につき,能力が発揮できるわけではない。また,これまで研修などで学んできた知識・理論ですべてこと足りるわけでもない。多くの文献で述べられているように,まさに新人マネジャーはいくつもの壁にぶつかり,試行錯誤しながら,経験から自らに課せられた役割とスキルを学習していくのである。
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