徹底分析シリーズ 筋弛緩モニタリング リターンズ!
筋弛緩モニタリングの歴史—パイオニアの業績と装置の開発
武田 純三
1,2
Junzo TAKEDA
1,2
1慶應義塾大学
2杏林大学医学部 麻酔科
pp.444-448
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201377
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筋弛緩の指標といえば,四連反応train-of-four(TOF)比が頭に浮かぶと思います。TOF比はコントロールを必要としない便利な指標で,モニタリング機器としては,日常臨床で使用できるTOFウォッチ®やTOF-cuffなどがあります。しかし,心電図,パルスオキシメータ,自動血圧計などが必須のモニターとなっている中で,術中管理や術後合併症対策として重要と考えられる筋弛緩モニターの使用頻度は非常に低い状態です。まずは,筋弛緩モニタリングの歴史から振り返ってみましょう。
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