徹底分析シリーズ 麻酔科医と滅菌
巻頭言
水谷 光
1
1大阪労災病院 麻酔科・中央材料室
pp.1071
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201224
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- 文献概要
麻酔科医は滅菌済みの針やカテーテルを毎日のように使う。離被架の向こう側は滅菌済みの器械ばかりである。手術室に住む麻酔科医も,滅菌について知らないよりは知っておいたほうがよい。その知識が患者を守る。また,麻酔科医の仕事と滅菌業務は,手術における重要性や立ち位置が似ている。どちらも表舞台には立たないが,手術に欠かせず,常に安全確実な結果が求められる。
今回の徹底分析シリーズでは,滅菌の世界に“首を突っ込んでいる”麻酔科医に,滅菌について分担して紹介していただいた。いくつか重複する内容もあるが,それはつまり強調したい部分ととらえていただきたい。専門医試験で滅菌について問われることはないが,実務上とても役に立つ重要な領域である。
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