症例ライブラリー 無尿と乏尿
巻頭言
水谷 光
1
1市立貝塚病院 麻酔科・中央材料室
pp.13
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330010013
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- 文献概要
術中や術後の無尿や乏尿は,しばしば経験する。健康成人の非心臓手術であれば,特別な対処をしなくても多くは術後に尿量は回復するものだ。とわかっていても,周術期の急性腎障害(AKI)は予後に影響するので,目の前の患者が無尿や乏尿だと,気が気でならない。術前から慢性腎臓病(CKD)があったり術中に血管造影剤を使うと,なおさらである。尿量のほかに参照すべき指標はないのか,輸液を増やすべきなのか,昇圧すべきなのか,今は経過観察でよいのか,判断しなくてはならない。今月の症例ライブラリーでは,いかにもありそうな状況を集めた。自分だったらどうするか,考えながら読み進めてもらいたい。そして,どのように考えたらよいのかを,症例を通して学んでいただきたい。
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