症例検討 よくあるトラブルを乗り越えよう 2
硬膜外腔にモルヒネ10倍量を投与してしまった
田中 厚子
1
,
八反丸 善康
2
Atsuko TANAKA
1
,
Yoshiyasu HATTANMARU
2
1東京慈恵会医科大学附属柏病院 麻酔科
2東京慈恵会医科大学附属第三病院 麻酔科
pp.264-265
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200154
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症例
67歳の男性。身長162cm,体重65kg。健康診断の胸部X線にて異常陰影を指摘された。胸部CTにて右S8区域に18×15mmの結節影を認め,中下葉間,肺門,気管気管支リンパ節の腫大を認めたため手術目的に入院となった。術式は胸腔鏡下肺下葉切除,リンパ節廓清が予定された。麻酔計画は,全静脈麻酔(TIVA)とし,硬膜外麻酔にモルヒネを使用することとした。
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