症例検討 硬膜外麻酔・鎮痛の合併症
―誰のための硬膜外麻酔か―皮膚表面から硬膜外腔までは“ブラックボックス” 何が起きても不思議ではない
奥田 泰久
1
,
新井 丈朗
1
OKUDA, Yasuhisa
1
,
ARAI, Takero
1
1獨協医科大学越谷病院 麻酔科
pp.898-902
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101338
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硬膜外麻酔は,手術麻酔や術後鎮痛に重要な麻酔科医必修の手技である。一方で,軽度から重篤なものまで,さまざまな副作用と合併症があることは,これまでに多くの優れた成書1~3)でまとめられ,認識されている。
今回はそれらの成書とは少々違った切り口(偏見?)から,合併症発生の機序および問題点を示し,麻酔科医としての取り組み方について述べる。今後,硬膜外麻酔の合併症で苦しむ患者や麻酔科医を1人でも減らす一つの参考になれば幸いである。
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