徹底分析シリーズ 痛み治療の素朴な疑問に答えます
神経障害性痛に対するパルス高周波法のエビデンス
福井 聖
1
,
新田 一仁
1
,
岩下 成人
1
Sei(Mikio) FUKUI
1
,
Kazuhito NITTA
1
,
Narihito IWASHITA
1
1滋賀医科大学医学部附属病院 ペインクリニック科
pp.134-136
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200121
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神経障害性痛(慢性痛)に確固たるエビデンスを提供する,神経ブロックの質の高いランダム化比較試験randomized-controlled trial(RCT)の論文は, 英語, 日本語ともきわめて少ない状況である(コラム)。そこで本稿では,神経ブロックの一つであるパルス高周波法(PRF)のエビデンスについて述べる。
なお,2013年には国際疼痛学会神経障害性痛専門家グループ,2014年には日本ペインクリニック学会インターベンショナル痛み治療ガイドライン作成チームが,エビデンスにもとづいた神経ブロック使用ガイドラインを発表している2)。
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