症例検討 レミフェンタニル:私はこう使っています 2
肺癌:レミフェンタニル高用量使用の立場から―生体反応を抑制するには0.5μg/kg/min程度に設定しよう!
金田 徹
1
Toru KANEDA
1
1東海大学医学部外科学系 麻酔科
pp.1108-1112
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101974
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症例
55歳の男性。身長170cm,体重70kg。1か月前から咳が続くため,近医を受診して胸部X線撮影を行ったところ,左肺上葉中枢側に径3cmの腫瘍陰影を認めたため,手術目的で当院へ転院となった。気管支鏡によって,腫瘍は扁平上皮癌であり,B1+2に腫瘍による気管支の狭小化が認められたが,明らかな遠隔転移は認めず,左肺上葉切除術が予定された。麻酔は硬膜外麻酔併用全身麻酔が予定された。
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