症例検討 鎮静
心臓手術後の鎮静:フェンタニルとデクスメデトミジンを上手に使って,早期抜管を目指せ!
下出 典子
1
SHIMODE, Noriko
1
1兵庫医科大学 麻酔科学教室
pp.152-154
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101141
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症例
48歳の女性。身長156cm,体重52kg。運動時の息切れを主訴に来院した。心電図上で心房細動を認め,心室心拍数は76~98bpmであった。心エコー図検査で僧帽弁後尖の逸脱による僧帽弁逆流症と診断された。Maze手術と僧帽弁形成術が予定された。現在,ワルファリン,ハーフジゴキシンとベラパミル,フロセミドを服用している。心エコー図上,左室駆出率は0.68であった。血圧140/86mmHg, 心拍数72bpm。術前検査でヘモグロビン値は12.5g/dL,血小板数は16.5万/μL。
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