増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅱ.生化学・遺伝学
三浦謹一郎(1931-2009)—RNAの研究からタンパク質工学への展開
鈴木 勉
1
Suzuki Tsutomu
1
1東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻
キーワード:
二本鎖RNAウイルス
,
キャップ構造
,
タンパク質工学
Keyword:
二本鎖RNAウイルス
,
キャップ構造
,
タンパク質工学
pp.406-407
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201040
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
三浦謹一郎博士は,二本鎖RNAウイルスを用いた研究から,mRNAの末端構造であるキャップ構造を発見し,真核生物のタンパク質合成機構のメカニズムの解明に大きな貢献をした。その後,遺伝子工学の手法を積極的に取り入れ,タンパク質の設計と合成を目指すタンパク質工学の発展に大きく寄与した。
Copyright © 2019, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.