増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅳ.病理学・腫瘍学
花房秀三郎(1929-2009)—オンコレトロウイルスの研究
松田 道行
1
Matsuda Michiyuki
1
1京都大学大学院生命科学研究科生体制御学
キーワード:
オンコレトロウイルス
,
srcがん遺伝子
,
crkがん遺伝子
,
細胞内情報伝達
Keyword:
オンコレトロウイルス
,
srcがん遺伝子
,
crkがん遺伝子
,
細胞内情報伝達
pp.432-433
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201053
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
花房秀三郎博士は,オンコレトロウイルスの研究を通じてがん遺伝子の概念形成とがん遺伝子産物が構成する細胞内情報伝達系の解明に大きく貢献した。研究の多くはRockefeller大学で行われたものであるが,研究室には日本人研究者が常時在籍し,その多くは日本に帰国して研究を展開させ,昭和〜平成の日本のがん遺伝子研究,細胞内情報伝達研究の発展に大きく寄与した。
Copyright © 2019, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.