増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅳ.細胞外での分子修飾
分泌タンパク質
オクタノイル化
椎村 祐樹
1
,
佐藤 貴弘
1
,
児島 将康
1
Shiimura Yuki
1
,
Sato Takahiro
1
,
Kojima Masayasu
1
1久留米大学分子生命科学研究所
キーワード:
グレリン
,
オクタン酸修飾
,
GOAT
Keyword:
グレリン
,
オクタン酸修飾
,
GOAT
pp.506-507
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200901
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グレリンは胃から分泌されるペプチドホルモンで,その生理活性には3番目のセリン残基へのオクタン酸修飾が必須である。グレリンのオクタン酸修飾を触媒する酵素として,グレリンO-アシル・トランスフェラーゼが同定されている。オクタン酸修飾されたグレリンは,グレリン受容体に作用することで,成長ホルモンの分泌促進,摂食亢進および体温調節など多彩な生理作用を示す。
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