特集 肥満と消化器
4 .肥満の治療(2)薬物療法
中里 雅光
1
1宮崎大学医学部内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野
キーワード:
食欲
,
GLP‒1
,
膵リパーゼ阻害薬
,
グレリン
,
抗肥満症薬
Keyword:
食欲
,
GLP‒1
,
膵リパーゼ阻害薬
,
グレリン
,
抗肥満症薬
pp.437-442
発行日 2019年3月20日
Published Date 2019/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000716
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肥満症では食事・運動・行動療法を行っても有効な減量が得られない場合や合併疾患の改善がみられない場合に,薬物療法を考慮する.現在わが国で処方可能な抗肥満症薬は,マジンドールのみである.薬剤の開発の中心は,中枢性低分子化合物,GLP‒1 をはじめとする摂食調節ペプチドの誘導体ならびに栄養素吸収阻害薬である.3%以上の体重減少とともに肥満症の改善が長期に得られ,かつ有害事象の少ない抗肥満症薬の開発が期待される.
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