増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅳ.細胞外での分子修飾
分泌タンパク質
C末端アミド化
佐々木 一樹
1
,
土谷 翔
1
,
尾崎 司
1
Sasaki Kazuki
1
,
Tsuchiya Takashi
1
,
Osaki Tsukasa
1
1国立循環器病研究センター研究所分子薬理部
キーワード:
C末端アミド化
,
アミド化酵素
,
生理活性ペプチド
Keyword:
C末端アミド化
,
アミド化酵素
,
生理活性ペプチド
pp.504-505
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200900
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C末端アミド化は生理活性ペプチドに特徴的な翻訳後修飾で,生理活性ペプチドの半数にこの修飾が認められる。ペプチジルグリシンα-アミド化モノオキシゲナーゼが反応をつかさどり,脊椎動物では単一の遺伝子によってコードされている。C末端アミド化は,生理活性ペプチドが機能を発揮するために受容体と相互作用するのに必要であり,またプロテアーゼによる分解からの保護などにも役立っていると考えられている。
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