増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
微小管
脱グルタミン酸化
木村 芳滋
1
,
金子 朋未
1
Kimura Yoshishige
1
,
Kaneko Tomomi
1
1神奈川県立保健福祉大学人間総合科
キーワード:
脱グルタミン酸化
,
脱グルタミン酸化酵素
,
CCP
,
細胞質カルボキシペプチターゼ
,
チューブリン
Keyword:
脱グルタミン酸化
,
脱グルタミン酸化酵素
,
CCP
,
細胞質カルボキシペプチターゼ
,
チューブリン
pp.480-481
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200888
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タンパク質に対する脱グルタミン酸化とは,基質タンパク質に付加されたグルタミン酸側鎖の短縮とC末端のグルタミン残基の除去から成り,脱グルタミン酸化はCCP(細胞質カルボキシペプチダーゼ)によって行われる。前者はグルタミン酸化と脱グルタミン酸化のバランスによってグルタミン酸側鎖の鎖長を調整する可逆的反応で,基質タンパク質と他のタンパク質との相互作用を調節していると考えられている。後者はαチューブリンに対してΔ2,Δ3チューブリンが生じる不可逆的反応であり,神経の発生分化や微小管の安定性とメンテナンスに関係すると考えられている。
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