増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
微小管
グルタミン酸付加
池上 浩司
1
Ikegami Koji
1
1広島大学大学院医歯薬保健学研究科解剖学及び発生生物学
キーワード:
glutamylation
,
TTLL
,
線毛
,
鞭毛
,
神経突起
Keyword:
glutamylation
,
TTLL
,
線毛
,
鞭毛
,
神経突起
pp.478-479
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200887
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タンパク質に対するグルタミン酸付加は,安定な微小管で特によく観察される。付加されるグルタミン酸の数は1-30個程度で,組織や細胞の種類,細胞内の部位によって異なる。グルタミン酸の付加数に応じて,微小管とMAPsやモーター分子との相互作用が変化し,微小管の構造や機能がチューニングされる。グルタミン酸付加数がそれぞれの組織や細胞の持つ適正レンジから大きく外れると,微小管や細胞に障害が出る。
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