特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム
5.輸送系
シトリンcitrin:成人発症Ⅱ型シトルリン血症タンパク(SLC25A13)
佐伯 武頼
1
,
小林 圭子
1
Takeyori Saheki
1
,
Keiko Kobayashi
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科分子病態生化学
pp.434-435
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100458
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シトリンcitrinは,成人発症Ⅱ型シトルリン血症(CTLN2)の原因遺伝子としてKobayashiら1)が1999年に同定した遺伝子SLC25A13にコードされるタンパク質で,2001年には,脳や骨格筋に発現するアララーaralar(SLC25A12にコードされる)とともに,アスパラギン酸・グルタミン酸ミトコンドリア膜輸送体(AGC)として機能することが明らかになった2)。
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