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特集 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の最新リハビリテーション診療
7 ALS患者における意思伝達装置
Communication Aids for Patients with ALS
井村 保
1
Tamotsu Imura
1
1中部学院大学看護リハビリテーション学部理学療法学科
キーワード:
拡大・代替コミュニケーション
,
AAC
,
補装具
,
コミュニケーションエイド
,
チームアプローチ
,
早期介入
Keyword:
拡大・代替コミュニケーション
,
AAC
,
補装具
,
コミュニケーションエイド
,
チームアプローチ
,
早期介入
pp.614-620
発行日 2024年7月18日
Published Date 2024/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 コミュニケーション手段の確保は,病状が著しく進行したALS患者のQOL改善に有効である.その1つである重度障害者用意思伝達装置は,障害者総合支援法に基づく補装具であるが,運動機能や音声言語機能などの身体機能および生活環境などを考慮して適切な装置を選定する必要がある.また,意思表出が可能な状態を維持するためには,病状説明後,運動機能や音声言語機能が喪失する前から介入を始め,補装具費の支給申請を行う.その後,病状の進行によって利用している機器や入スイッチに不具合が生じてくるため,おおむね半年ごとに入力スイッチの不適合が生じていないか身体部位の再評価・調整を行うことが求められ,多職種による関与も必要である.

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